映像の再生に GPU の再生支援機能を利用すれば、視聴時の CPU 負荷を下げることができます。
再生支援機能の確認には DXVA Checker というソフトが便利です。
DXVA Checker は作者の Bluesky 氏のページからダウンロードできます。
Windows XP で GeForce 6000/7000 シリーズを使用している場合、DXVA Checker 起動時に BSoD が表示されることがあるそうです。その場合はコマンドラインオプションで /r を指定してください。
TVTest など他の動画再生プログラムが動作していない状態で DXVA Checker を起動してください。
他のプログラムがデバイスを使用中であると、DXVA Checker で正しく機能の確認が行えません。
DXVA Checker を起動すると、[デコーダデバイス] のタブに GPU の対応している機能が表示されます。
ここで ModeMPEG2_? のいずれかで 1920x1080 の表示があれば、ハイビジョンの MPEG-2 の再生支援に対応していることになります。

また、各項目をクリックして表示されるメニューから [デュアルストリームアクセラレーションをチェック] を選択すると、そのデバイスが2つ同時に使用できるかをチェックすることができます。
Supported と表示されれば2つ同時に使用できますので、TVTest を2つ起動した場合両方で再生支援を利用することができます。
GPU やドライバによっては、レジストリの設定で再生支援機能が無効になっていることがあり、その場合は対応の表示がされません。
再生支援を利用したい場合、レジストリを変更して有効にする必要があります。
Radeon の場合は右上にある [▼] ボタンを押して表示されるメニューから、[ビデオアクセラレーション設定] を選択すれば設定を行うことができます。
念のために、設定を変更する前に [保存] で元の設定を保存しておきましょう。
もし設定変更をしておかしくなった場合は保存した設定を読み込んで元に戻す、ドライバを再インストールするなどしてください。
よく分からない場合は設定を変えない方がいいです。
以下のように設定すれば MPEG-2 の再生支援が有効になると思います。
| 設定名 | 値 |
|---|---|
| DXVA_MPEG2 | 1 |
| DXVA_MPEG2SD | 1 |
| DXVA_NOHDDECODE | 0 |
| HWUVD_DisableMPEG2 | (チェックしない) |
| VForceMPEG2SDOnly | (チェックしない) |
| VForceUVDMPEG2 | 1 |
設定を変更したら、 [▼] ボタンのメニューから [デバイスを再チェック] を選択して、変更内容を表示に反映させます。
DXVA Checker では、再生支援に対応しているデコーダを調べたり、実際に再生させてみることができます。
(なお、この機能を利用するためには MPEG-2 TS のスプリッタ・フィルタがインストールされている必要があります)
[デコーダデバイス] タブの画面の一番下にある [DirectShow/MediaFoundation デコーダをチェック] ボタンを押して、TVTest などで保存した HD 放送の TS ファイルを選択します。
すると MPEG-2 デコーダが一覧で表示され、各デコーダの DxVA の対応状況を見ることができます。
リストの中で赤い文字の表示が再生支援を利用できることを表します。

上の画像ですと、Microsoft MPEG-2 Video Decoder が DXVA1 と DXVA2 に対応しており、Mpeg2Dec Filter は DxVA に対応していないことが分かります。
DXVA1 を利用する場合は、VMR-7 / VMR-9 / Overlay Mixer のいずれかのレンダラを使用します。
DXVA2 を利用する場合は EVR を使用します。
DXVA2 の方が DXVA1 より機能が強化されていますので、Windows Vista/7 では DXVA2 に対応したデコーダと EVR の組み合わせで利用した方がいいでしょう。
XP の場合、元々は DXVA2 に対応しておらず、.NET Framework 3.0 以降をインストールして対応 GPU を使用すると DXVA2 を利用できるようですが、DXVA1 を利用した方が無難かと思います。
各項目をクリックして表示されるメニューから、[再生] や [ベンチマーク] で実際にそのデコーダと選択したレンダラの組み合わせで再生させてみることができますので、比較してみるといいでしょう。
なお、デコーダによってはプロパティで DxVA を有効にする設定をしないと再生支援が有効になりません(CyberLink など)。
項目のメニューから [プロパティ] を選択してデコーダのプロパティを表示させて、Use DxVA / Use Hardware Acceleration といった項目をチェックしましょう。
(プロパティのないデコーダでは何も表示されません)
DXVA Checker は他のプログラムでの DxVA のイベントログを表示することができます。
これによってちゃんと再生支援が使われているか確認することができます。
[トレースログ] タブを選択して、[開始] ボタンを押せばログの記録が開始されます。
(TVTest の起動前にログを開始しておいてください)
[更新] ボタンを押すとその時点でのログの内容がリストに表示されます。
再生支援が使用されていれば、以下のように何らかのログが表示されます。

DXVA1 の確認をしたい場合、[オプション] ボタンを押して DXVA1_DecodeDeviceBeginFrame / DXVA1_DecodeDeviceEndFrame のいずれかまたは両方にチェックを入れてください。
このチェックを入れないとログに何も表示されません。
また、Overlay Mixer を使用している場合はログを取ることができません。
DXVA Checker での場合と同様に、デコーダによってはプロパティで DxVA を有効にする設定をする必要があります。
TVTest のメニューから [フィルタのプロパティ] -> [映像デコーダ] を選択してプロパティを表示させて設定しましょう。